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いつもの空き地。
息をきらしながら向かう。
こうちゃんに、
逢いたいな逢いたいな。
‥ぁ、
「こ‥」
こうちゃん、そう呼ぼうとして口を押さえた。
こうちゃんが空き地で、そわそわしてる。
トイレ行きたいのかな‥?
こうちゃんは紫陽花の前を
ずっと行ったり来たり。
???
じーっ‥
ポキッ
あっ!
こうちゃん紫陽花折っちゃダメだよ~;;
もう‥;;
「こうちゃん!」
『ゆ―じんっ!?』
僕を見て凄くびっくりしてる。
僕はそんなに驚く様な顔してますか‥(泣
「こうちゃん!」
びくっ
『っぁう』
「そのあじさいどうしたの!」
僕はこうちゃんにお説教する気満々だった。
でも
『これは‥その‥えっと‥;;』
「ん―?」
『かみさま‥そ、そう!かみさまにさっきもらったんだ!』
‥一度こうちゃんの思考回路を調べてみたいね。
『だっ‥だから!これは‥』
ぱっ、
『‥ゆ―じんが、すきないろで‥すごくきれいだったから‥ゆ―じんがよろこんでくれるかな―って‥思って‥』
段々と小さくなっていく声。
段々と赤くなっていく顔。
『だから‥ゆ―じんにやるよ!』
強制的に握らされた紫陽花。
‥あぁ、なんて
強情っぱりで
頑固で
毒舌で
全然素直じゃなくて
‥なんて、可愛いんだろう。
「こうちゃんありがと―♪」
こうちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
「こうちゃん大好き―♪」
『‥ゆ―じんうるせ―‥//』
こうちゃんこうちゃん。
僕はこうちゃんが大好きだよ。
end.
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長い間(?)書いていないと文才の言葉の意味も忘れますね←
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