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「え~、それでは新入生の誓いを吉田愛さんに行っていただきます。」
司会をする変なおっさんのその発言で目が覚めた。
「貴ちゃん、愛ちゃんか舞台にあがったよ。」
眠い目をこすり、顔をあげると俺らと同じようにスーツを着た委員長がいた。
「おい、委員長髪切ったのか?」
よくみると、腰くらいまで長かった髪をバッサリ切ってショートになっていた。
「うん、なんか心機一転だって言って切っちゃった。俺、長い黒髪好きだったのになぁ。」
肩を落とす清貴。
正直に言おう。
委員長は髪が短いほうが似合う。
和菜は……
「どうしたの?貴ちゃん。」
不思議そうに俺を見つめる。
……うん、このままがいいな。
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