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体がフワッと浮いたと思ったらまた再び落下。
なーんかイヤに浮遊感が長くない?
いつまで経っても衝撃がこないことに違和感を感じて目をそっと開けてみる。
目を開けた瞬間目の前に地面があったら嫌だなぁ。
だけど、予想は大きく外れた。
視線の先には、驚愕の表情を浮かべる若いイケメンがいた。
そのまま、何も考える暇なくそのイケメンの上に落っこちた。
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「……それでは誓いの口付けを」
神父ーーいや、神官(ここアルフェイド国ではそう呼ぶらしい)の言葉に従い、心の籠もらない義務的な口付けが交わされる。
それと同時に少年少女達による讃美歌、そして威厳ある紳士達と煌びやかなドレスを身に付けたご婦人方からの拍手が湧き上がる。
どんなにキレイな歌声であろうと、今の私にとっては窮屈極まりない日々の始まりの唄にしか聞こえなかった。
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