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結末はこうなんじゃないか…、ああなんじゃないか…。
推理小説を読むとき、予想をしている時間が一番楽しい。
それが、Happy Endでも、Bad Endでも。
それは、あくまで現実ではないからどちらでも構わない。
でも、もし、現実でおきていることに対しての予想が、「Bad End」だとしたら…。
そして、そこに向けて一本の道筋しかなかったら…。
僕はきっと、運が悪かったのだろう。
すべては予想通りに。
すべてを知ってしまう。
なまじ、他よりも優れていたから。
きっと、運が悪かったのだろう。
それが、僕に出来る唯一の現実逃避だった。
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