衝撃

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「先生?」 やばい 動揺を隠しきれねぇ.. 「あ、そうか..キミが..」 「うん、みんな驚く」 「高校3年生だろ?」 「うん」 「その髪やばくないか?」 「うちバンド組んでる」 「だから?」 「それで食ってく」 「じゃ家庭教師 いらなくないか?」 「んーん、今成績やばくで 留年すれすれ」 「それでか..」 「うん、よろしくね せんせ」 窓がほんの少し 開いている 春の匂いがした それは、風でなびく 彼女.. いや、彼の髪からした 彼の部屋はまるで ビジュアル系だ ごっちゃりしている ここで勉強か 落ち着かねぇな 仕方ないか .
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