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「人と人が付き合うことに何の意味があるのでしょう。友達しかり男女しかり……、私には到底理解できません」
「理解したいなら付き合ってみればいいさ。俺が相手になってやる」
これは、会話の断片。
私と六条くんの、なんでもない会話。
恋愛に不器用で、友好に不器用で、人生に不器用な私は、
恋愛に器用で、友好に器用で、世渡り上手な彼に、
不毛な感情を抱いてしまったのかもしれない。
でも、だからといって――
私の人生が変わることなんてないのだけれど。
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