序章

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トントントンと規則正しい包丁の音に、何かが焼けているいい香りに起こされた 「遼、起きないと遅刻するわよ!」 母さんの声にぼぉーとした頭が冴えてきた 「わかってるよ!」 朝から煩くて少し不機嫌な気持ちになったが、諦めて下に降りる準備をしていると、腕に見馴れない痣が出来ているのに気付いた 二の腕に何だか文字のようにも見える痣に嫌な感じがしたが、霊感などない自分に変な事など考えないようにして、シャツを着て一階へと降りて行った 、
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