A Different Bomb

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友人の葬儀から戻ってきた人々の多くが、会場にいた彼女の父親を殴ってやりたいと感じていた。しかし彼らはその気持ちを抑えた。列席者の多くは元アルコール依存症患者だ。彼らは魔女狩りをしたいと思ってはいないし、偽善的行為には慎重になっている。だがもし機会を与えられさえすれば、多くの人々が泥酔した、あるいはドラッグで正体を失った虐待者にどんな仕打ちを受けたか、自らの体験を語っただろう。そして、彼ら自身が「酒や麻薬に溺れた状態で」行った、同様に非難されるべき行動についても告白したかもしれない。しかしもし虐待者とその加担者が必ずしも過去の虐待の被害者や、あるいは男性ではないのであれば、アルコールやドラッグの影響を受けていたとも言い切れない。酒も麻薬も現在では社会に浸透している。しかし問題のあるポルノについては、今こそその蔓延を阻止する為、より具体的な措置を取るべき時だと言える。それらはインターネットによってあまりにも手軽に、堂々と広がりつつあるのだ。 もう一つ、危険な点がある。私が思うに、多くの子ども達が早過ぎる時期にポルノに慣れてしまってきているのは明らかだ。そして私が実際に体験したように、インターネットはレイプや虐待という最も性質の悪いショッキングな画像への道をいとも簡単に開いてしまう。 そのような悪質な画像を目にすることにより、潜在意識が深く傷つけられ、その傷跡は決して消えることはない。もしこの文章を読んでいる全員が、今からいそいそと児童レイプの画像を探し始めたとしたら、きっと見つけてしまうはずだと断言しよう。それはやめてほしいと私は強く求める。また、彼らが私のようにその手の画像を偶然見つけてしまうことがないよう切望している。もしそれが起こってしまったら、私と同じく激怒して、この先ずっと悪夢にうなされて悩むことになるかもしれない。
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