A Different Bomb

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私の知り合いで普段コンピュータを使っている男達には、自分が時々気軽にインターネットでポルノ画像を探すことがあるということを認めない者はいない。私もそうしてきた。そして、皆がやっているのはせいぜいニュースグループの一番上に来ているのはどんな画像か見てみるぐらいのものだ。私は「ハード」ポルノ、または「ソフト」ポルノについて賛成か反対か、というような議論をここでするつもりはない。重要なのは、ポルノ業者達は自分達の品揃えをコンスタントに新しくしなけらばならないと考えていることだ。こうして新しい犠牲者が日々生み出されていく。それについては雑誌やビデオの世界でもインターネットでも同じことが言える。しかし多くの人々が気づかずにいるのは、そのようなサイトにアクセスすることで我々がポルノ業者に対していかに直接的に、そして効果的に資金を与えているかということだ。これは、たまたま辿り着いたのか最初からそのつもりで探していたのか、また好奇心からかそれらを罰したい気持ちからか、等とは無関係に誰もが当てはまる。ポルノサイト撲滅のキャンペーンを行っている人々とのウェブ上でやり取りで聞いた話では、未成年のポルノがあると謳っているポルノサイトの多くは実際にはそのような画像は置いていない。「本物」のサイトの数々は、サイト本体のコンテンツとほとんど同じ内容をポップアップ・ウィンドウで表示し、検索エンジンをかき乱している。ではそれらのポルノ業者は一体なぜ訪問者の為に面倒なことをしているのだろうか?そんなことをしても彼らは金を稼ぐことができない。なぜ彼らは隠れた場所にいられないのだろうか? 自分自身の「商業的な」ウェブサイトを運営している者として、私はインターネットのサイト上で情報提供者とその閲覧者がどれほど直接的につながっているかをよく知っている。また、今ではほとんどの人が知っているとは思うが、ある種の「注目のキーワード」を検索に使った場合、インターネット・サービス・プロバイダがいかに簡単にそれに気づくかということもよくわかっている。そのキーワードとは単語や単語の組み合わせで、プロバイダはそれによって警戒を強めることになる。
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