27人が本棚に入れています
本棚に追加
ゾマリ「貴女が私の相手をすると言うのですか?」
白蓮「えぇそうです」
静かな雰囲気ながらもゾマリと白蓮とのあいだには緊張感が張り詰めていた。
ゾマリ「では…ゆきますよ」
そう言うとゾマリは刀を抜き白蓮に斬り掛かった。
白蓮も手元の巻物を展開し刀を受けとめる。
ゾマリ「私はゾマリ、ゾマリ・ルルーと申します」
白蓮「変わった名ね、私は聖白蓮と言います」
再び間合いを取る二人。
白蓮「ではこちらもいきますよ、スペルカード!
魔法・魔界蝶の妖香」
蝶を模した弾幕がゾマリに放たれた。
ゾマリ「ふむ、たしかに貴方がたの戦いは美しい、そして範囲も広い、
ですが…」
突然ゾマリが姿を消し、白蓮の背後に現れた。
白蓮「!?」
ゾマリ「美しいだけや、広範囲攻撃だけでは私には勝てません」
白蓮「でしょうね」
ゾマリ「!?」
突然、白蓮の背に蓮の花が現れ、ゾマリを狙いレーザーを放った。
ゾマリ「なるほど…広範囲攻撃以外も存在すると…」
白蓮「あなどっていたのは貴方も同じじゃないかしら?」
ゾマリ「慢りはよくありませんよ貴女」
再びゾマリが姿を消した。
白蓮「何度も同じ手は通じませんよ」
白蓮が背後に再び現れたゾマリに弾幕を放った。
弾幕は見事にゾマリに直撃した。しかし、
ゾマリ「残念」
白蓮「なっ!」
突然、ゾマリは白蓮の正面に現れた。それも無傷で。
白蓮「今のは分身…」
ゾマリ「そう考えて頂いて結構です」
白蓮「厄介な能力があるのですね、でも…」
最初のコメントを投稿しよう!