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白蓮「これだけ広範囲に及ぶ弾幕に分身は意味はありません」
ゾマリ「どうやら我々の力をあなどっているようです」
そう言い放つとゾマリは手を白蓮に向けた。
ゾマリ「虚閃」
手掌から放たれた虚閃は展開された弾幕をものともせず、白蓮へと直進する。
白蓮「法壁・釈迦如来の五本指!」
バシュッ!
とっさに白蓮も結界を作り出し虚閃を防いだ。
ゾマリ「防ぎましたかやりますね」
白蓮に嫌みのように呟くゾマリ。
白蓮「ゾマリと言ったかしら、自分の置かれた状況がわかっているのかしら?」
白蓮に言われ、いぶかしげに周囲を見渡すゾマリ、
そして状況を把握した時にはその表情ににわかに焦りを見せていた。
ゾマリの周囲には無数の魔方陣が発生していた。
ゾマリ「これは…」
白蓮「さっき結界と一緒にあなたの周囲に陣を仕掛けさせてもらいました。
確かに弾幕をかき消すレーザーや高速移動は厄介ですが、全方位からの攻撃は対応はしにくいでしょう?」
そう言い放つと白蓮はカードをかざしてた、その矢先だ
ゾマリ「残念ですが、これ以上の相手はできないようです」
白蓮「なんです?」
ビキッビキキキッ!
すると突然、空が裂けそけからゾマリに一本の光が降り注いだ。
白蓮「これは…」
ゾマリ「反膜、同族を助けるために使うものです」
白蓮「そう簡単に逃がすと思うのですか?」
ゾマリ「攻撃ならやめた方がいい、反膜はどのような攻撃も一切受け付けない」
カードをかざす白蓮だか、ゾマリの言葉にカードを伏せる。
そんな時、妹紅の放った炎にも反膜が降り注いだ。
妹紅「おまえまだ生きてたのか…」
反膜の光の中には確かに焼き尽くしたはずのノイトラの姿があった。
ノイトラ「残念だったな女いいか覚えてろよ
次に会ったら今度は不死なんて言う間もなく殺してやるからよ!」
妹紅「は、言ってやがれ!」
白蓮「逃げるつもりですか」
ゾマリ「逃げる?貴女方は我々があれで全力だとお思いで?」
ゾマリの言葉に三人は顔を強ばらせた。
慧音「ならば、あれはまだ本気でないのか…」
ゾマリ「そう考えて頂いて結構です、さて考えて頂けばもうお分りでしょう?
今の貴女方では勝つことは難しいと」
空に開いた暗い空間に二人の破面は消えていった。
白蓮「…逃がしてしまったのは仕方ありません、今は慧音さんを永遠亭に運びましょう」
白蓮に促され、迷いの竹林の奥にある永遠亭へと歩きだした。
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