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ゾマリ「ただいま帰還しました・・・」
破面の一人ゾマリとノイトラは暗い宮殿のような場所に立っていた。
周囲には同じ白い服を纏い仮面をつけた者達がたっている。
そして正面には椅子に座る一人の男がいた。
「お帰りノイトラ、ゾマリ、さてでは聞かせてもらえるかな、幻想郷で君たちが知ったことを・・・」
ゾマリ「ハイ、藍染さま」
そういってゾマリは懐からカメラのようなものを取り出した。
ゾマリが操作をするとカメラから映像が投影され始めた。
藍染「・・・なるほどそういことか」
藍染と呼ばれた男は頬杖をつきながら頷くように言った。
「だらしないの!あのような小娘に傷を付けられるとは!」
老人のような外見の破面がノイトラの醜態を見ると見下すように言い放った。
ノイトラ「うるせぇな、てめぇは黙ってろバラガン」
バラガン「フン、小童が!」
「二人ともよせ、藍染様に前だぞ」
バラガンとノイトラの二人を制止したのは同じく破面の一人
ウルキオラだ。
ノイトラ「・・・ッチ」
バラガン「ふん、利いた様な口を」
藍染「さて、ゾマリにノイトラ幻想郷の者と交戦した君たちとしては彼女らの実力はどうだったのかな?」
ノイトラ「あんなの雑魚の集まりだ、恐れる必要なんてねぇよ」
ゾマリ「私としては、開放こそしませんでしたが・・・
用心に越したことはないかと」
ウルキオラ「ゾマリの言うとおりだな」
藍染「そうだね、確かに黒崎一護たちのほどの力を持ち合わせていないだろう
しかしゾマリやウルキオラの言うとおり侮りは禁物だ」
「なんやえらいややこしい事になるんとちゃいますか?」
藍染の隣に立っていた男が口を開いた。
藍染「そんなことはないよ、計算に寸分の狂いはないよギン」
そう言うと藍染は席を立った。
藍染「それじゃあ、今日はこれで解散としようか、皆、自宮に戻り休んでくれ」
藍染の一言で広間に集まっていた破面たちが解散した。
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