始まる少女達の戦い

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鈴仙「幻爆・近眼花火! (マインドスターマイン)」 隙の生じたルシェにすかさずスペルカードを発動し追撃をかける鈴仙。 鈴仙から放たれた無数の弾丸型の弾幕が次々と炸裂していく。 その様子はカードの名前さながらに花火のようだ。 ルシェ「くっ!」 完全に隙をつかれたルシェは避けることができず、被弾しダメージを負った。 鈴仙「たいしたものですね、あれだけ被弾したのにまだ立ってられるんですね」 ルシェ「なめてくれるなよ、これでも元十刃なんだからよ」 そう言うと再びルシェは剣を構えた。 ルシェ「だがな、今みたいなだまし討ちはもう効かないぞ」 鈴仙「私だってそう何度も決まるとは思ってませんよ」 そう言うと鈴仙はカードを出した。 鈴仙「これで!一気に行きますよ! 調符・幻視調律! (マインドチューニング)」 ルシェ「…そんな大技があるのはお前だけじゃないんだぜ? 見せてやるよ・・・ 破面の新の力、刀剣解放をな」 そう言うとルシェはゆっくりと刀の峰に手を当てた。 ルシェ「噛み千切れ、銀狼公爵!」 鈴仙「なに!!」 突然、巻き起こった風と砂煙がルシェの姿を消す。 そして、しだいに煙が晴れ 目の前に現れたルシェの姿に鈴仙は驚愕した。 鈴仙「姿が変わった…?」 再び姿を現したルシェの姿は先程とは違い、両手足に刃の付いた小手のような武器、 頭から足元まで伸びた銀色の髪、 そしてまるで狼の頭骨のように変化した仮面がついていた。 ルシェ「姿が変わっただけだと思うのか?」 鈴仙「!?」 突然、ルシェの姿が鈴仙の視界から消え背後に姿を現した。 ザシュッ! 鈴仙「うっ!」 かろうじて反応した鈴仙だが避けきれずに片腕に斬撃を受けてしまった。 鈴仙「まさか運動能力まで変化するなんて…」 血の流れる片腕を押さえながら鈴仙が立ち上がる。
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