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シュゥゥゥ…
服用すると鈴仙の傷がふさがり癒えていく。
ルシェ「なんだ、そんな小道具があったのか?」
そう言ってルシェが再び鈴仙に襲い掛かる。
ルシェ「だが、傷を治してもまたやられたら意味ないだろ!」
ルシェは鈴仙の背後を取り攻撃をしかけた。
斬撃は確実に鈴仙を捕らえていた。
ブゥン…
ルシェ「!!」
突然鈴仙の姿が映像のように消えたのだ。
鈴仙「確かにケガを治しても再び攻撃を受けたら意味がないですよ…」
鈴仙は先程、ルシェが立っていた場所にいた。
ルシェ「どういうことだ…
てめぇのその幻覚はもう見切ったはずだ…」
鈴仙「今のは私の能力のほんの一部です…」
ルシェ「能力だと…?」
訝しげな顔をするルシェに鈴仙は話はじめた。
鈴仙「少し貴男をあなどってました、最初から私の能力を使っていればこの薬に頼る必要なんてなかったんですから」
言い終わる前にルシェが鈴仙に再び斬り掛かる。
ルシェ「だからなんだっていうんだよ?」
ブゥン…
鈴仙「無駄ですよ」
ルシェ「なんだと…」
鈴仙「貴男はもう私の能力にかかっている、もう勝ち目はありません」
そう言うと鈴仙は手をルシェに向けた。
鈴仙「私の能力は、狂気を操る程度の能力…
貴男が私を攻撃できなかったのは、既に狂気で私を認識出来なくなっているからよ」
ルシェ「…狂気だと?
関係ねぇ!
だったら当たりに当たるまで斬り伏せればいい!」
鈴仙「…狂気・幻狂満月」
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