鉄の男と七色の娘

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アリス「本当に紫の言ってた通り、みんなバラバラになったのね」 アリスは一人長い廊下を歩いていた。 アリス「一見、建物の中のようだけど、敵の居城かしらね…」 周囲を見回しながら歩いているとアリスは背後に気配を感じ、振り返った。 アリス「!!」 とっさに身構えるアリス、それとほぼ同時に目の前の人影も身構える。 アリス(早速、お出ましかしら…) 付き添っていた上海人形に指示を出し即座に攻撃に移れるよう備える。 アリス「…出てきなさいよ」 アリスの呼び掛けに応じるようにアリスの視界に一人の男が現れた。 「ム…」 アリス「私はアリス・マーガトロイド、魔法使いよ」 アリスが先に名乗ると男は驚いたように聞き返した。 「…魔法使い?」 アリス「そうよ、幻想郷の外じゃ珍しいかもね」 「俺は茶渡泰虎、人間だ…」 茶渡、アリスの両者が名乗ると両者共に呆気に取られていた。 アリス「え?あなた破面じゃないの?」 茶渡「そうだが、あんたもか?」 アリス「なら、敵じゃないって見ていいのかしら?」 アリスが腕を下ろし緊張を解いた。 茶渡「問題ない、それよりアンタはなんでこんなところに?」 アリス「アリスでいいわよ、それは…」 少女説明中…
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