鉄の男と七色の娘

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アリス「へぇ、だから泰虎もここにいたのね」 茶渡「あぁ、藍染を放っておくわけにはいかないからな」 互いのことをある程度知ると、二人は歩みを進めた。 アリス「でも不気味ね、明らかに敵の陣地に居るっていうのに妙に静かね…」 アリスの言うとおり、ここまで歩いて、まだアリスも茶渡も敵らしい敵に遭遇していなかった。 茶渡「…アリスあまり油断しない方がいいんじゃないか?」 アリス「あなたの言うとおりだけど、なんか妙なのよね…」 すると、二人の目の前の廊下が開け、広間のような部屋へと出た。 茶渡「…ここは…?」 アリス「構えて茶渡…、おいでなすったみたいよ」 アリスと茶渡の視線の先に一人の巨漢が現れた。 「てめぇらが侵入者か…、だがここに来たのが運の尽きだな」 茶渡「…なに?」 「ここは破面No.107ガンテンバイン・モスケーダが通さねぇよ」 アリス「大層な自信ねあんた」 茶渡「悪いが通してもらう」 茶渡の腕が鎧のように変化し、ガンテンバインへ突出した。 アリス「ちょっと、茶渡!?」 一瞬、アリスもつられかけたが構え直し、その場に留まった。 ガンテンバイン「威勢のいい奴だな!」 茶渡、ガンテンバイン両者が激突し、土煙がまきあがった。
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