謎の襲撃者

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謎の轟音と地響きが収まった頃、人間の里の付近では… 「なんなんだ、これは…」 寺子屋で教師をしている 上白沢慧音はその光景に愕然としていた。 そこはまるで隕石が落下したかのように大地がえぐられ、湯気まであがっていた。 慧音「轟音の正体はこれだったのか… しかし、なぜこんなことが…」 湯気が少しばかり薄くなり視界がよくなりはじめた。 「なぁこんなとこホントに意味あんのかよ?」 「なにかお考えがあるに決まっているでしょうでなければこんなことはしません」 落下地点の中心には二人の男が立っていた。 慧音「!?」 慧音はその姿を目にして反射的に身構えた。 アレはヤバイ… そう慧音の本能が警鐘を鳴らしていたからだ。 慧音「なんだ奴らは…」 「おい、アイツは…?」 男の一人が慧音を見て言った。 「恐らく、この地の人間でしょう。我々が見えているということはそれなりに霊力があるということです」 男は仲間らしき大男と話していた。 「へぇーなら戦ってみていいんだな?」 男の一人が舌なめずりをする。 その手には槍のような武器が握られていた。 「ノイトラ、我々の目的は殺戮ではなく偵察です、それを忘れてはなりません」 ノイトラ「うるせぇな、別に藍染様に殺すなとは言われてないだろ?」 2人の男はクレーターになった地面から飛び出した。 慧音「貴様ら、何者だ…?人間ではないな、妖怪か?」 ノイトラ「妖怪?俺はノイトラ、破面だ、そんなもんと一緒にすんな、女」 慧音(破面?聞いたことない種族だ……) 「私はゾマリ・ルルー同じく破面です」 慧音「その破面がなんの用だ」 ゾマリ「単刀直入に申しますとこちらの世界の情報を得るためです」 慧音「なんのためにだ?」 単刀直入に言われた要件だが慧音にはその意味が把握しきれない。 ゾマリ「藍染様がこの地を必要としているからですもちろん貴方たちこの世界の者に拒む権利はありません」 慧音「なんだと!そんなこと…っ!?」 突然、ノイトラが武器を振った。 間一髪で慧音はそれをかわし間合いを取る。 慧音「貴様、どういうつもりだ!」 ノイトラ「理由なんざ必要ねぇよ!てめえは敵だ、だから殺す」
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