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「しっかしなんだなー、睨みだけで退かせるとはー」
帰り道、どうやら帰り道が途中まで一緒らしく文本と肩を並べて帰宅しているとそんな事をいう。
「なにを言っている、睨んでいない、目を見て話ししただけだ」
そうありのままを話すと文本は俺の前に回り込み目を見てきた、正直キモい。
「なるほど!目付き悪いのは元々か!ははは!」
あれ?なんか心が痛いのは何故?
そう、俺は親父のDNAのせいか目付きが生まれつき悪いらしい。
子供とか初見泣かれるが正直泣きたいのはこっちである。
「しっかし大変だなーこれから」
前をむいて歩き出した文本がそんな事を言う。
「え、なんで?」
聞いてみると、嫌な言葉がかえってきた。
「ウチの高校さ、なんかある意味伝統的な学校らしいよ?昔すっげーワルがいたしくてさ、なんかそれっきりワルが集まって来る様になったしい」
……あれ?俺はそんな事まったく聞いちゃいないぞ?家が近いし学力問題ないしってあと親父も普通に許可したし……あれ?
「確か……【ハンマーヘッド】だったかな?スッゲー長いリーゼントの伝説の人がアタマだったらしい」
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