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【ハンマーヘッド】
あれ?聞いた事あるぞっていうかそれたまーに来る親父の連れらしい人が親父にいう呼び方じゃん……
「そ、それでなんでこれから大変なんだ?」
嫌な話しの流れだったから無理矢理話を戻してみる。
「いや、そんな学校だから今日の出来事で目ぇ付けられるの見え見えじゃん?」
さ、最低だ、いきなりやっちまんた感全開なんだが……
「まぁ、それも青春って諦めな」
「な、なぁ!この負のフラグ回避はどうすりゃいい!」
毎日バイオレンスなって真っ平ごめんだ!
「んー、具体的にどーなりたい?」
そう文本が訪ねてきた。
「あー、とにかく揉め事に極力巻き込まれない笑って過ごせるNOヤンキー生活が……」
そういうと文本は黙って考える。
「んー、つまり【極力】平和的に毎日バカやりたいと……よし!俺を信じろ!俺にいい考えるがある!」
そう言った文本は輝いて見えた。
「よし!採用だ!」
コイツは信じれる、何故か出会って一日目の俺達は心から信じあえた。
だがしかし、俺は気付いてなかった。知らず知らず失敗をおかしている事を、そして……文本と俺の中学時代にどれだけギャップがあったかを。
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