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ガーンと、何故かショックを受けている親父を尻目に洗面所を離れる俺、そんでそれっきり身動きしねー親父。
真新しい高校の制服に身を通してキチンと校則に習った着方を着こなす。
んー、やっぱサイズおっきくね?
とかなんとか考えていると復活したのか親父がこちらにやって来た。
「……なんだよ?」
どーせまた自慢だろ?俺はもっとあーだこーだ、正直ウンザリなんだが……
「これならどーだ!」
と、予想を突っぱねた発言をした親父、声に誘われて振り返ると……
「…………」
言葉を失ったのは俺、一部を除いてそれはそれはサラリーマン代表みたいな親父が立っていた。
灰色のスーツ、灰色のズボン、しかし……
「どうあっても来るつもりか……てか来るなら頭なんとかしてくれ、頼む、切実に頼む、望むなら土下座もしてやる」
そういって膝を付き頭を床に付けた。
そう、極太フランスパンはそのままだったのだ。
眉毛はマジックインキで書いたようだが……
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