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始まったのはお決まりの歓迎の言葉と学校生活での心得の様なものと田辺というこの先生の自称ちょっぴり甘酸っぱい昔話だった。
そんなこんなで一度目のチャイムが鳴り響いた。
「よっ!」
突然そんな軽い挨拶が隣から飛んでくる。そのままそちらを向くと……短めの髪をツンツンと立てた男子生徒がいた。
「よっ!」
何かわからないが取り合えず、同じ事してみた。
「へへっ、ノリいい見たいで安心したわー」
とニカニカしながらそーいう。自己紹介の時に確か文本って言ったかな?
「それにしても……オメーすげーよなー」
と、文本が腕組み言い出す。は?何が?と聞いてみると……
「揉めてたじゃん、フツーはアソコは近寄れねえって!」
「……そーか?」
そういうもんか?んじゃ俺にいつ座れと?
「俺はあの瞬間思ったね!コイツはバカか本物だって」
腕組み頷く文本、てか……
「初対面でバカかよ、感じわるいなーそんなんだから電波悪そうな頭になるんだよ、お前はTU-KAか!」
と、言い返してみる。
短めツンツンヘアーな文本の頭、なんか携帯なら微弱電波しか届きそうにないなー。
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