プロローグ

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「昴、何処行っていたの?」 「えっとね、おっきなさくらをみていたんだよ!」 「桜?……そう、それは良かったねえ~。どうだったの?」 「きれいだったよ!」 「また見れたらいいね~。さあ、お友達が待ってるから遊んでいきなさい」 それを聞くと昴は一目散に友達の所へ走っていった。 大人達は子供3人を見守りながらこんなことを話していた。 「取りあえず、一安心だな」 「昴君が無事に見つかって良かったですね」 「それにしても…… この辺りに桜って有ったかしら?」 それから、ある事柄について報道されるようになったのはその日の夕方からだった。
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