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広樹目線
目線は気のせいだと思い、顔の向きを戻したら明美と目が合った。明美は笑顔で俺に手を振ってくれた。
明美~☆(笑)
俺も赤くなりながらも手を振り返し恥ずかしくなったから顔を伏せて寝た振りをした。
だってヤバいもん。
可愛いすぎるんだもん。
さて、授業が終わり、また3人で帰るかなぁって思ってたんだけど…マヂでか。よっしゃ!今日は翔がいねぇ!ふっふっふ。お邪魔虫は退散ってか?
「行こっか。」
俺が手を差し出してしまい、握ってくれないだろうなぁと思っていたら、案の定手を握ってはくれない。
「うん。」
明美は立ち上がり歩きだした。
俺はガッカリしながら前を向いて歩く。
明美はクスッと笑ったかと思ったら、不意に耳元で明美がささやいた。
「ガッカリしたでしょ。」
びっくりして振り向いたら、腕を抱き締めてきた。
…ぇ?
うゎ~。胸が当たってる。って、明美?!何やってんだ?
「明美!何やってんだ?」
「何って…腕つないでるだけだよ…。ダメだった?」
明美はうるうる目を潤ませながら上目線。ヤバいって、俺は明美の事が好きなんだから。明美が幼なじみってだけでも俺はヤバいんだよぉ~!
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