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「よ、広樹、明美!」
今突っ込んできて肩を抱いてる熱血兼爽やかな奴は水谷翔。こいつとは小学生の頃から仲が良い。高校まで一緒っていうのも偶然過ぎて笑える。まぁ一番近いからこの学校を選んだんだけどな。
「よ。」
「おはよ。」
「テストの話か、抜け駆けしやがって。俺にも問題を出せ!すらすら答えてやる!」
「へぇ~言ったな?じゃぁ…。」
俺達が通ってる学校は鈴鹿東高校。普通の県立で中の上な学歴レベル。土地も校舎もめちゃくちゃ広い。まだ俺も迷ってしまうほどだ。
翔と明美は単語を全部覚えてきたみたいだ。俺は覚えてきたつもりだったが、2人程覚えていなかった。
「くっそー!2人強すぎ…。」
「あはは。広君また負けたぁ~。」
「また問題出してやるぜ?」
「よろしくお願いします。」
俺達はそのまま英語の問答をしながら、学校に着いた。
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