プロローグ:二人の出会い

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「………どうしよう」 こんな時に限って、クビになるなんて。 今、この街でも不況の波が押しよっている。 その波に自分が巻き込まれるとは、思わなかった。 「どーしよ、こんな年で働き口をみつけるなんて、不可能に近いわよ!!」 コンビニに立ち寄り、昼ご飯(おにぎり一つと、野菜ジュース)を買い、自宅のマンションに帰ろうと思った時…。 ーーブワッ!! 風が勢い良く吹いた。 「なブフォッ?!!」 風がおさまり、私はスーツに付いたゴミを取った。 「…………」 全く、今日着ているモノがスーツでよかったよ。 スカートだったら、今頃大変な事になってたわ。
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