プロローグ:二人の出会い

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更に確認するために、近くにあった周辺地図を見る。 「でも、住所はあってるみたいだし……」 その場でアタフタとしている時、いきなり戸が勢い良く開いた。 「ゴタゴタうるせーよ!!」 ふぇ、今どこから変な声が聞こえたんですけど…?! 「気付きやがれ、長身野郎!!」 しかも、男の人だし……って、えぇーーーー!! 正直、驚いてしまった。 私より身長が低い人(特に男の人)が居るなんて、今日初めて知ったに等しい。 「なんですか、私は長身野郎っていう名前じゃっ……」 「名前なんてどうでもいいんだよ、お前は何の用で“俺の事務所”に来たんだ?!!」 言い終える前に口出しする人が、世の中にいるかってーの!! 「私はっ――」 瞬時に思った、この人に先程の出来事を話しても信じてもらえるのだろうか?
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