プロローグ:二人の出会い

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すると、背の低い男の人は「心配すんな、お前が言おうとしてたことは解る」と言った。 「はい?!」 「まぁ、それはどうでもいいとして………お前の身長は、幾つだ?」 ビシッと、私を指差した。 『人を指差してはいけない』と、誰かに習わなかったのか、この人。 まぁ、細かい事はどうでもいいとして――自分の身長って言われてもなぁ…。 高校に行って以来身長なんて計っていないから、多分170のままだと思う。 「170cm……ですけど、何か?」 「ガクッ――マジで言ってんのか、お前?」 その場でショックを体現する人も、今日初めて見ました。
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