1: 接触

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  その日は、新兵である2等陸士にとっての初の実弾演習だった。   第1中隊から第4中隊までの迫撃砲小隊が全て集まり、砲撃の精度と練度を上げる訓練も兼ねている。   迫撃砲は1門につき、3名が必要になる。   小隊は12名なので、各小隊で3門の砲が設置出来る。 4個の中隊なので、計12門の迫撃砲による攻撃が行われる予定だ。   俺は、第2中隊第1砲の基準砲の観測手として新兵の緊張をほぐしていた。
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