3. 転機

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お風呂から出た3人は、 夕食を黙々と食べた。 「……………。」 「……………。」 「……………。」 「お兄ちゃん、 何か喋ってよ?」 「………あ。」 「超つまんない…」 「……………。」 「そう言えば私 お兄ちゃんが友達連れてるとこ 見たことない…。」 「……………。」 「友達いるの?」 「…それなりに。」 「何? その それなりに って…」 「……………。」 言えるわけない。 学校じゃあ 超いじめられっ子だなんて…。 母親を悲しませたくない。 妹を失望させたくない。 だから僕は 嘘をついた。 「……………。」 「…雄大?」 「…ん?」 「何か… あったんじゃないの?」 「…別に。」 「…本当に?」 「…体調… 悪いだけだよ。 もう寝るから…。 おやすみ…。」 そう言うと僕は 速攻、布団に潜った。 「…そう。 おやすみ。」 「変なお兄ちゃん。」 布団に潜ったものの 頭の中が もやもやして眠れず、 僕は寝たフリをしていた。 考えても 考えても わからない…。 何がどうなってて 僕はどうすれば 何をすればよくて… 何が 誰が正しくて 何が 誰が間違ってるのか… 寝た。  
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