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結局、そのまま四人で遊びに行く事になった。
紹介すると言った手前、美佳は裕也の隣にはあの女を居させようとする。
あの女……、名前はなんだったっけ。
まぁ、いいか。
俺はあの女を裕也から離せばいい。
裕也は絶対あの女を自分から無理に離すような事はしないだろうからな。
好きな人が目の前に居たとしても、自分を慕う人を放っておくことなんで出来ない奴だから。
そんな事をすれば美佳が勘違いをすることだって有り得るのに……。
ほんと馬鹿だよ、裕也。
でも裕也が出来ないなら俺がやるよ。
つまりは諦めさせるか、一番が裕也じゃなくなればいいんだろ?
そうなれば後腐れなく二人だって付き合えるはずだ。
だから、あえてこの名前も知らない女に偽りの感情をもつとしよう。
そう、恋愛感情をなくさせるための恋愛感情を。
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