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「彼女ができました~……て、いててててててて!ちょ、チョーク、チョーク!!」 時は少し経ち、今日は俺の引越しの日 手伝いに来てくれたわが親友に報告をと山下と撮ったプリクラを見せたら、思いっきりチョークスリーパーを決められてしまった そして 「おめでとう」 ボソッと、麻生がそんなことを言った 「サンキュな」 俺にはわかる。照れているんだ、こいつは なんというか、こういうときによく照れたりするんだ、こいつは。本当に面倒くさいやつだ 「それとさ」 「あん?」 缶ジュースのふたを開けながら、口を開いた 「お前にちょっと宣言しときたいことがあるんだよな」 「何だよ」 不思議そうな顔つきで、飲んでいたジュースを置いて俺のことを見てくる麻生 俺は笑ってやった それは照れ笑いなんかじゃなくて 「俺さ…将来……」 これから追いかけていく、その夢に対しての 俺なりの 俺たちなりの 覚悟ってやつだった
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