メルト

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待ち合わせ場所に着いたが、まだ拓真はいないようだ。 ミクは近くにあったベンチに腰掛けた。 しばらくすると、拓真が走ってやって来た。 「遅れてごめん!!」 手を合わせて謝る拓真にミクは笑いながら言う。 「いいよいいよ。私も来たばっかだし。 今日はどこ行こう?」 それから二人は映画館に行った。 楽しい時間は流れるのが早い。 「もう7時じゃん。帰らなきゃ💦」 拓真が言った。 ミクはまだ別れたくなかったけど、拓真を困らせたくないのでこの思いは胸の中に留めておいた。 「じゃあまた明日ね」 ミクの家はデートした場所からすぐ近くにある。 なにもかも済ませてベットに横たわりながらミクは思った。 《今日も好きって言えなかったなぁ… なかなか目も合わせられないし…》 そんな事を考えながら眠りについた
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