少女編

3/19
前へ
/44ページ
次へ
返事は決まってなく その代わり紅茶を出される。 昔、両親と喧嘩して落ち込んでいたとき ロボットに「紅茶飲みたい」と言ったのがきっかけで 私が気分的に落ち込んでいるときに決まって紅茶を出してくるようになった。 「本当、お前はワンパターンだな。」 クスリ、と笑って言うと ロボットは私の機嫌が直ったと思ったのか部屋を出て行ってしまった。 パソコンの時計を見れば17時を差している。 あぁ、買い物の時間か… ロボットは正確な時間に行動をする。 ある意味時計より正確だ。 「だから、退屈なんだよ。」 こんな世界なんか壊れてしまえばいい。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加