第一話 転校生はスーパーアイドル

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「は?」 俺の聞き間違いか? 校内を案内しろとか言われた気がしたんだが… 「校内を案内しなさい」 聞き間違いじゃねーじゃん。 言われてるよ俺。 あのスーパーアイドルMaikaにだ。 いつもの俺なら飛び上がりそうな感じだが、今日はそうはいかない。 「な、何で俺が…」 Maikaと校内を回れる。夢みたいな話だ。 だがそれにはリスクが伴いそうだ。 「舞華様!俺に案内させて下さい!」 「いやいや俺が校内を案内するよ!」 「俺の方が詳しいから、是非俺に任せて下さい!」 そう、この男達のことだ。 だが彼女は他の奴には目もくれない。 「頼んでるわけじゃないわよ?私はあんたに命令してるの」 て、テレビと性格ちげーー! 笑顔が似合うアイドルじゃねーよ! ってツッコミたかったが、今この場でそれを言うのは自殺行為だ。 「別に…俺じゃなくても…」
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