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そして俺の校内案内が始まるわけだが、これまた随分特殊で、俺と舞華、そして…
「舞華さん!ここが理科室です!そして隣のこの部屋が…」
「理科準備室になってます!」
「あ!てめぇ!俺が説明してんだ!邪魔すんなよ!」
「舞華ちゃん!舞華ちゃんの趣味って何?俺は筋トレなんだけど、やっぱり舞華ちゃんは腹筋が割れてる方が好き?」
「舞華様!よかったら今晩食事でもいかがですか?」
さりげなく孝治も混じってるが、舞華はそれらの質問に答えることもなく、聞きたいことは俺だけに聞いてくる。
「あれが体育館?」
「ん?あぁそうだよ。体育館を使う時は体育館履きが必要なんだ」
「ふーん」
これってやっぱりアレだよなぁ…
やっぱりそうだよなぁ…
色々考えるが、今はこうして舞華といられる事、そして彼女が俺を特別な存在として見ている事に優越感を感じていた。
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