第一話 転校生はスーパーアイドル

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「あらぁ?ソウ君じゃない」 校内を案内してる最中、廊下でとある人物と遭遇した。 我が校トップクラスの美貌を持ち、そして頭脳明晰で、多少の変人で、この学校の生徒会長である奥崎麻耶(おうざきまや)先輩だ。 俺も生徒会の一員なので、彼女とはそれなりに顔の知れた仲である。 「あ、麻耶さん」 麻耶さんのその大人な美貌に、一体何人の男達が悩まされたのだろうか。 垂れ気味な目尻、豊満な胸、スラッと伸びる手足、その思わせぶりな態度、言動。 何もしてないのに滲み出るこのエロスは一体何なのか。 「そちらのあなたは初めまして。私は三年で一応この学校の生徒会長を務めているの。よろしくねぇ」 麻耶さんは妖艶な笑顔を見せて右手を出し、舞華に握手を求めた。 「そう、あなたが生徒会長。あんまり興味ないけど」 それでも舞華は、麻耶さんと握手を交わした。
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