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「ねえ、僕と一緒に遊ばない?」
私は友達と約束していた。大事な親友で愛海という。
ここはちょっとしたナンパスポットだったらしく、ずっとそこに立っている私はナンパ待ちをしていると思われているらしい。
「遅いな~。早く来ないかな?」
愛海はなかなか来なかった。そのうち、周りに人がいなくなった。
カラン
持っていたジュースの缶が落ちてしまった。拾おうとして、しゃがんでいるといきなりハンカチのようなもので口を押さえられた。
甘い香りがした。次の瞬間には私は意識をなくしていた。
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