監禁の館

ルナとレラ

「やっぱり察しが良いね、ルナは。もう気がついたのか。」

空は微笑みながら聞いてきた。

「愛海は私の大事な親友なの！！なのに･･･なんでここに連れてきたの･･･？」

私は言いながら涙が溢れてきた。マリアの話によると用無しになったメイドはヤラレル。

ヤラレルの意味はよく分からないけれど、多分殺すことだと思う。

「せっかく呼んだのに。まあ、良いや！じゃあ、僕は仕事に行くから。」

そういうと空は仕事に行ってしまった。部屋に戻るとマリアと愛海―レラがいた。

「ご主人様は出かけた？」

マリアの問いに私は頷いた。

「そう。で、レラとルナの関係は？」

私は答えた。

「私とレラは親友よ。私がここに来るまでのね。あっ！そういえば空から鍵束を貰ったの。」

私は昨夜、空から鍵束を貰った。そして、こういわれた。