誘拐

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「・・・んっ・・・。」 目を開けるとそこは知らない部屋だった。私はベッドに寝かせられていて、ピンクのレースがついたネグリジェを着ていた。 トントントン 「失礼致します。」 そういうと誰か分からないけど、メイド服を着た人が入ってきた。 「ご主人様がお呼びです。ご案内致しますので、ついてきてください。」 抑揚のない声で彼女は告げた。私はベッドから出ると、そのメイド服の女についていった。 部屋を出て、気づいたのだがここはかなり広いお屋敷のようだ。 「可愛い眠り姫。やっと起きてきたね。」 リビングらしき部屋に入ると20代ぐらいのかっこいい男の人がソファに座っていた。
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