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「戦うって…何と戦うの?」
すると妖精は、首を振った。
「ごめんなさい。これ以上は彼以外の人には言ってはいけないの。」
ますます頭が混乱してきた。
すると、妖精がきりだした。
「あなた、この森に住んでいるラステルっていう少年を知らないかしら。」
一番聞かれたくなかった質問だった。
僕は返事に困った。
もし知っていると言えば、妖精と一緒に何かと戦わなければならないし、知らないと言えば、嘘つきになってしまう。
(僕は嘘をつくのが大嫌いだ。)
仕方なく白状した。
「あの~…僕が…ラステルだけど…」
とたんに妖精が近くに飛んできた。
「あなたがラステル?」
「う…うん」
僕がうなずくと、
「じゃあ、あなたのお父さんはエドワード?」
僕はびっくりした。
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