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「ああ…寝苦しいのか分からんが眠れなくてな。
だからこうして夜風にあたってるのだ」
「そうなんですか。実は私も何か寝苦しくて眠れなかったんです。
夜風にあたろうとしたら偶然、斎藤さんが縁側に居たので…」
「あんたも寝苦しかったのか…」
「はい」
実はこの時斎藤は動揺していた。
まさか千鶴が自分の所に来るとは思っていなかったからだ。
何故斎藤が眠れないかというと千鶴の事で考えていたから眠れなかった、と言う事だった。
「………」
「斎藤さん?」
だが斎藤は、自分の心の中にある想いを確かめる為に千鶴に聞く事を決心する。
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