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「お、おい! 何やって…」
「無理をしないで下さい。今日はもうこれくらいにしてお休みになられて下さい、土方さん」
千鶴に筆を取られて不機嫌になる土方だったが、やがて深い溜め息をつき千鶴に言葉を向ける。
「はぁ~…分かった、分かった。
もうこれで終わりにするから筆を返せ」
っと、千鶴から筆を取り残り少ない行数(?)をパッパッと埋め書類を片付けた。
「……終わったぞ? これで良いだろ?」
「はい。 大丈夫です」
全て書き終え筆を置いた土方は千鶴が持って来てくれたお茶を一口呑んで「ふぅ…」っと息をつく。
「やっぱり…日本茶は良いな。あの西風の紅いお茶は何か慣れねぇ」
「そうですね。 私も日本茶の方が良いです」
――…と、しみじみと語ってる2人だが突然、土方が真剣な顔をした。
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