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「なぁ…千鶴」
「はい? 何ですか?」
「お前に一つ…、聞きてぇ事有るんだが…良いか?」
「はい、良いですよ?」
土方は千鶴に許しを得てから話をし始め、千鶴はきょとんとした顔をして土方を見ていた。
「千鶴、お前…今更、俺に着いて来て後悔したりしてねぇか?」
「―――……え?」
それは思いも寄らぬ言葉だった。
千鶴は目を見開き、そのまま土方を見据えた。
「いや…その、だな…
これから色んな事が起きるかも知れねぇし、お前を護れそうにねぇって言うか…」
「土方さん……」
「だから、今更言うけどよ…
俺に着いて来て、後悔したりしてねぇか?」
土方の目は、何処か悲しそうな不安な目をしていた。
それを千鶴は見て、自分が思っている事を土方に伝える。
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