第1告白…朝の挑戦状!

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  果「え~と、これは源頼朝が開いた幕府で…これは鎌倉幕府で、1192(いいくに)です」 先生「ヨシッ、聞いているな~。さて、瑞縞さんは?」 真「えっ…? 先生? 1192(いいくに)だけじゃなくて、1192(いいくに)創ろう鎌倉幕府だよ…? 忘れたの?」 先生「あっそっか~忘れた(笑) すいませんでした~瑞縞さん。みんなー、瑞縞さんが言った1192創ろう鎌倉幕府を覚えるよーにしてください」 みんなは、返事をした。 ♪キーンカーンコーン♪ 先生「あっ、チャイム鳴ったのでここまでにします」 -昼休み- 真理菜と果夏は二人で弁当を食べていた。 果「……ねぇ、真理菜は授業中何していたの? 真剣そうだけど…?」 真「えっ? 作戦だよ?」 果「何の?」 真理菜は机から一冊のノートを取り出して、果夏に見せた。 果「んーどれどれ…えっ…うん…まぁ…でも、出来るの?」 真「うん♪ まず…私が渉の前にワザとハンカチを落とすの。それで渉が拾ってくれて、 『おいっ落としたけどさ…お前なのか?』 と言ってくれて…私が 『はいそうだよ。何が悪い?』 そして渉が 『なにかいい香りしねーか? お前にお似合いだな♪』 と言ってくれて、それでー私が告白して、付き合うつもりなの」 真理菜はキラキラしていた。 果「でもさ…真理菜は渉とライバルだし…出来るわけないよ?」 真「大丈夫♪ やってみないとわからないよ?」 真理菜は鞄から香水を出して、ハンカチにたくさんかけた。 果「えっちょっとぉぉぉぉ!! かけ過ぎじゃない!? やめた方がいいよ!!」 真「あっしまった!! 危ないところだったな…ギリギリセーフ…」 果「ちょっとギリギリアウトかな…匂いがちょっと臭い…」 真「大丈夫ー、やってみるよ~。あっ、丁度良い」 真理菜は教室に出て、果夏は心配で、チラッと廊下を見た。 真理菜は廊下で楽しそうに秀二(シュウジ)と喋って歩いている渉の前に、走り出してハンカチを落とした。 チラッと振り向いたら、ハンカチは渉の前に通った。 真(よしっ…あともう少し…拾え!!) と真理菜は心の中に思っていた。 しかし、渉はそれを気づかず、ハンカチを踏んでしまった。 .
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