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本の内容はこうだ。とある一人の少女は世界の全てを知っていた。例えば、目の前を行き交う人々全ての名前や性格、今日の天気や風向き、身の回りの全てを認識すれば詳細がわかってしまうのだ。乱暴な理屈であり万能とは言えないまでも特殊すぎる力だった。細かいルールはあったが良くも悪くも便利すぎる力でもあった。それが原因で彼女には敵も味方もたくさんできた。その中で彼女が唯一知らなかったのが主人公の男の子だった。結果だけを言えば彼の行動で彼女は救われるが命を落としてしまう。そして彼は本当に神がいるなら復讐してやると彼女に誓うのである。
そこで話は終わる。ハッピーエンドでない本もいくつか読んだこともあったが、僕は特に納得がいかなかった。後から考えればそう思った瞬間に始まっていたのかもしれない、この本の本当の物語は。
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