とりあえずもうすぐ文化祭やでー

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「じゃあ、私こっちだから」 「迷わんで行けるか?」 「……だ、大丈夫だよ!」 「はいはい、送っていきましょうねー」 「うぅ……この大学がやたら広いからいけないんだ。私は悪くない」 とかなんとかぼやいてる蜜柑を連れて教室へ向かう。道中、やたらと視線が集まる。それに耐え切れなくなったのか、蜜柑が声をあげる 「なんかさー、皆こっち見てるよね?毎回思うんだけど、何で?」 「そら俺がいるからやろ。こんな外見やし、それに……“俺達”はちょっとした有名人やからなぁ…」 「ヘ?そうなの?」 「もう半年くらい経つのに未だに知らへんの多分お前くらいや。……まぁ、そのうち判る」 「ふーん……ん?“達”?あと誰がいるの?」 「それは…っと、着いたで蜜柑」 「あ、ホントだ。ありがとせっちゃん。そしたらまた後でねー」 「ほなな~」 ****** 「うぃーす」 「お、刹那。お早う」 「お早うさん、キョン。はれ?お連れさんは?」 自分の教室に入った刹那は、友人である涼風夾に話し掛けた。髪はやや茶色、ショートカットの快活な、そして女性受けが良さそうな顔の青年である 「あぁ、今お手洗いに「せっちゃーんっ!「ぐぼわっ!!?「……行っていたが帰ってきたなー」 「おはよーせっちゃん!今日も素晴らしい銀髪だねー!」 「ちょ、やめごふぁ!?………あぁ、パトラッシュ…今からそちらへ行くよ…」 突如現れた、童顔で見事なスタイルの女性にタックルされ、あげく頭をぶんぶん振り回される刹那。口から何やら青白いものが見え隠れしているのは気の所為だと信じたい。とりあえずパトラッシュに会いに逝こうとしてるので全力で引き留めようかどうしようか悩む夾。だがまぁ逝かれたら色々困ったことになるので引き留めてはみる 「戻ってこーい。…さて、腹が減ったから朝飯でも食べるかな」 「引き留め方テキトーすぎやしませんかねぇ!?」
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