6人が本棚に入れています
本棚に追加
と、いつものようにワイワイやっていると、予鈴が鳴り響いた
「ん。座らんとあかんな。吹っ飛ばされるで」
「ほへははふい」
「とりあえずさっさと飲み込めアホ。お二人さんもいちゃこらしとらんとはよ席つけやー」
「「え、何のこと?」」
「…もうついてやがる」
…そんなこんなで、講義開始
******
「だからこれだって言ってんだろーが!」
「ちゃうわボケェ!こいつはこれやないゆーとるやろ!」
「あぁ?!やんのかテメェ!」
「上等じゃこらァあ!」
「落ち着けェい!!刹那に橙、てめーら私の話を聞かないとはどういうことだ、あァン!?」
――とある講義の最中。言い争いをしている刹那と橙に喧嘩を吹っ掛けるように仲裁に入る教員、影宮木乃。通称ぱれさん。いつも明るく、晴々とした性格からくる愛称。そしていつでもストレートなのである
「聞いてくれぱれさん。せっちゃんの奴、カツオノエボシはクラゲじゃないって言い張るんだぜ!?あんなザ・クラゲフォルムのやつをだぜ?信じられねぇ!」
「あれはヒドロ虫の仲間や言うてるのにジミーの奴全然聞き入れてくれへんねん!酷いと思うやろぱれさん!」
「…お前達。今が何の講義か知っててその話題を振ってきたんだろうな?」
「『能力の正しい使い方』の講義。それくらい判ってるぜぱれさん」
「そうか。判ってんのだったら……真面目に私の話を聞けェえええいっ!!」
直後、雷落下。比喩ではなく、本当に。突然現れた雷撃が二人に直撃した
「み゛ゃあああああああ゛あ゛!!?」
「ぱぁあーーーーーあ゛っ!!?」
「センセー、それ正しい使い方なんですかギャアアアアア!!?」
「あ、ごめんミスった」
最初のコメントを投稿しよう!