運命の輪

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数時間前 「先生、そうそう…」 と キャミソールを着て豊満な胸をゆらゆらさせながら玲子が雅也に近づいてきて来た時 雅也は ー参ったなぁ。 という顔をした。 プライベートの時間に知り合いに会うのはなんともバツが悪い感じがする。 そんなこと おかまいなしに玲子は話を続ける。 「由起子のことなんだけど…この前のテスト成績が下がったじゃないですか?」 「はぁ…そうですね…」 小言のひとつでも言われるのではないかと身構える。 「で、相談があるのだけど…先生、自宅まで来ていただけないでしょうか?」 「ええ、いいですよ。」 ー参ったなぁ。 と思いながらうなずいた。
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