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「 ただいま。」
と雅也が自宅のアパートの部屋のドアを開けると誰もいないはずの部屋から
「お帰り」
と返事がした。
「あれ、来ていたんだ。」
「うん、雅くん、ろくなもの食べて無さそうだから。」
とユリが微笑む。
「今 料理しているから、雅くん、お風呂でも入って来たら?」
雅也は いわれるままシャワーを浴び
ー同棲したら こんな日々が続くのかな?
などと 思ってみる。
浴室を出ると美味しそうな匂いがプーンと香ってくる。
「美味しそうだね。」
「でしょ?」
ユリが自信げに微笑む。
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