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【そうか?なぜかお前といると楽しくてな、何て言うか嬉しんだよ】
レオンは人差し指で鼻の頭をかきながら照れくさそうに言った
『なんだそりゃι』
真治はレオンの言ってる意味がわからなかった
『もしもし、龍論堂ですか?とんこつラーメン2つ○□※☆アパートまでお願いします』
ひとまずラーメンを頼む真治
『それでさっきの嬉しいってどういう意味?』
真治はレオンの言葉がきになっていた
【俺の両親は小さい時に殺されたんだ・・・俺の両親は国ではトップクラスの魔力を持っていた。親父はモンスターハンター、おふくろは医者だったらしい。両方とも私が小さい時に死んだから・・・】
レオンはさっきとかわり少し暗い感じがする
『ごめん、嫌な事きいちゃって・・・』
真治もショボッとしてしまった
【・・・真治・・・】
レオンは真治の顔をみて
【そんな顔するな、気にしてないから。】
真治に笑顔で話しかける
『俺も小さい時に両親が死んだから・・・』
それをきいてレオンが驚いた
『俺、小さかったから両親の事覚えてないんだ。両親が死んだ後に親切に引き取られて・・・』
真治が寂しそうに語る
『俺、親切の人に寂しいって思われたくなくていっつも作り笑顔してたんだ。本当は寂しかった、甘えたりしたかった。でもそこにいるのは本当の両親じゃない。どんなに優しくされたって俺の本当の両親はあの二人だけなんだって思ってたんだ・・・』
真治は悲しくなってきた
【私も小さい時、両親が殺されて無力な自分を恨んだ。あの時に今の力が使えてたら私は両親を守れてたのにってな・・・。じつは私が失敗した魔法は時空間移動魔法なんだ。この魔法で両親が死ぬ前に戻って両親を助けようって思ったんだ・・・】
レオンは自分の両手を見つめながら続けた
【でも失敗しちまって、気が付いたら真治がいたんだ。笑ってしまうよな。両親助けるため、強くなりたくて自分なりに魔法の勉強したのに。助けるどころか近づく事さえ出来なかった】
レオンは苦笑いをしながら話した
『そんな事ないよ・・・』
真治が泣きそうな声で話した
『レオンは凄いよ、魔法失敗したけどこうやってこっちの世界にこれたんだ。それはレオンが努力した結果だろ。
レオンが両親助けたいって本当に思ったからここまでこれたんじゃないか・・・』
真治はそお言って黙りこんだ
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